第一貨物株式会社
約1,500ID規模のファイル運用を再構築 第一貨物がFileforceで進めた全社共有基盤の整備
昭和16年(1941年)設立の第一貨物株式会社は、山形県山形市に本社を置き、全国71カ所の事業所を展開する物流企業です。貨物自動車運送事業を中核に、貨物利用運送事業や物流システムの設計・運用管理など、幅広い物流サービスを手がけています。
今回は、情報システム部長の田中氏、情報システム部の高橋氏のお二人に、Fileforce導入の背景、選定理由、導入時の工夫、導入後の変化について伺いました。
無料ファイル転送サービスの利用実態をきっかけに、
全社でファイル共有基盤を見直し
──Fileforceの導入は、どのような背景から検討が始まったのでしょうか。
田中氏: 検討のきっかけは、社外との大容量ファイルのやり取りにおいて、メール添付での対応に限界があったことです。ファイルサイズによっては送受信が難しい場合があり、部門ごとに異なる方法でファイル授受を行う場面もありました。
そのため、社外共有の利便性を高めるためでなく、社内のファイル管理や権限設定のあり方も含め、ファイル運用全体を見直す必要があると考えました。そこで、企業利用に適したクラウドサービスの検討を本格化しました。
高橋氏: 当初は何が最適か分からなかったため、Web検索を起点に情報収集を進めました。企業向けクラウドストレージを複数比較するなかで、自社の運用に合う製品を絞り込んでいった形です。
NAS4台の分散管理から、
より見通しのよいファイル運用へ
──Fileforce導入以前のファイル共有体制と、当時抱えていた課題について教えてください。
高橋氏: 導入前はNAS4台を運用し、事業所・部署ごとにフォルダを分け、Windowsのユーザー設定やグループ設定で権限を管理していました。バックアップも定期的に取得していましたが、フルバックアップには時間を要する事もあり、管理面で一定の負荷ありました。
また、権限設定に個別対応が中心だったため、新たな利用要望が出るたびに、ユーザー作成、権限付与、PC側の設定などを都度行う必要がありました。利用範囲が広がるにつれて、誰がどのフォルダを利用できるのかを確認する作業にも時間を要する場面があり、より見通しのよい管理方法が必要だと感じていました。
──ファイルの移動や削除などが発生した際の対応面では、どのような課題がありましたか。
高橋氏: ファイルの削除や移動が発生した場合、操作履歴の確認に時間を要することがありました。そのため、現場から問い合わせを受けた際に、状況確認や復元可否の確認に一定の時間がかかるケースもありました。
問い合わせ件数自体は多くありませんでしたが、内容によっては確認範囲が広くなり、管理者によって一定の対応負荷となっていました。こうした点からも、操作履歴を確認しやすく、復元や問い合わせ対応の行動を行いやすい仕組みが必要だと考えていました。
比較の軸は6項目、
決め手は操作性・対策機能・料金体系のバランス
──数あるクラウドストレージサービスの中から、Fileforceが選定された決め手は何だったのでしょうか。
田中氏: 比較にあたって重視したのは、導入実績、統制機能、ランサムウェア対策、操作性、検索性、コストの6項目です。複数サービスを比較するなかで、エクスプローラーに近い操作感を持つ製品が有力候補に残りました。
そのなかでFileforceを高く評価したのは、まず操作性です。普段のファイル操作に近い形で利用できるため、現場へ展開しやすいと考えました。さらに、ランサムウェア対策に資する機能が標準で備わっていたことも評価ポイントとなりました。
加えて、料金体系も大きな判断材料になりました。当社のように利用者数が多い環境では、アカウント課金型のサービスの場合、利用規模に応じてコストが大きくなりやすい傾向があります。その点、Fileforceは容量課金・ユーザー数無制限の料金体系であり、当社の利用規模や運用形態に合っていると判断しました。
多拠点・大規模ユーザー環境を見据え、
段階的な導入とデータ整理を推進
──導入に際し、苦労または配慮された点はありましたか。
高橋氏: 拠点数が多いため、一斉ではなく複数回に分けて導入を進めました。オンプレミス側には約10TBのデータがありましたが、不要ファイルの削除を各部門に依頼し、2~3週間で整理を進めたうえで移行対象を絞り込みました。
──データ移行はどのように進められたのでしょうか。
高橋氏: 移行作業は私が担当し、データ転送ツールを使って進めました。対象データは約6.5TBです。最初に大枠をコピーし、最後に差分を反映する進め方をとりました。フォルダによってはコピー完了まで2日かかることもありましたが、週末夜に処理を実行し、業務影響を抑えながら切り替えています。
移行時に苦労したのは、移行元でファイルが開かれたままになっているとコピー対象として扱えないケースがあったことです。事前に通知していても、開いたままのファイルが一定数ありました。最終的には、事業所からの連絡を受けて個別に対応する運用で乗り切りました。
権限付与は5分以内、ログ確認もしやすくなり、
管理者の初動対応負担を軽減
──導入後、具体的にどのような効果を実感されていますか。
高橋氏: 最も大きいのは、ユーザー管理の負担が軽くなったことです。以前は複数の設定が必要だった権限付与も、現在はWeb上で完結できるため、依頼を受けてから5分以内で対応できる場面が増えました。
また、従来はNAS4台を個別に管理していましたが、現在は一元的に確認・設定できるため、日常運用の見通しも良くなっています。加えて、ファイルの削除や移動が発生した際も、セキュリティセンターのログを確認することで操作履歴を把握しやすくなり、問い合わせ時の初動対応がしやすくなりました。管理者の立場から見ると、負担軽減の効果は非常に大きいと感じています。
※ユーザーのすべての操作を記録するセキュリティセンターのログ: https://www.fileforce.jp/functions/functions-admin/#anchor-9
田中氏: 共有のしやすさも大きな変化です。大容量ファイルをメール添付せずに受け渡しできるようになり、社内外のやり取りがスムーズになりました。特に営業部門では、メール添付では難しい大容量データのやり取りがしやすくなり、顧客対応の円滑化にもつながっています。
共有リンクとIntelliSearch™ Proの全文検索が、
現場の情報活用を支える
──共有リンクや全文検索など、機能面の活用状況はいかがでしょうか。
田中氏: 共有リンクは、営業部門がお客様へファイルを送る際のルールとして活用しています。大容量ファイルでも受け渡ししやすく、相手側のメール受信制限に左右されにくい点は大きな利点です。社内でも、レビュー用途やインストーラー配布などに利用しています。
検索面では、有償オプション「IntelliSearch™ Pro」に含まれる全文検索機能を高く評価しています。過去の資料や、自分以外が作成したファイルを探す場面で特に有効です。蓄積データが多い環境では、必要な情報にすぐたどり着けるかどうかが業務効率に直結します。その点、検索レスポンスが速く、実務で使いやすいと感じています。
※社外とのファイル共有を効率化する共有リンク機能:https://www.fileforce.jp/functions/functions-sharing/#anchor-1
※IntelliSearch™ Proオプションに含まれる全文検索イメージ(ファイルの中身を瞬時に検索):https://www.fileforce.jp/intellisearch/
田中氏: ランサムウェア対策については、普段意識する機能というより、万が一に備える意味合いで安心感があります。日常業務のしやすさに加え、こうした備えが標準で含まれている点にも価値を感じています。
エクスプローラーに近い操作性と料金体系を、
当社の利用環境に合う点として評価
──Fileforceの導入を検討されている企業様へメッセージをお願いいたします。
高橋氏: 当社が特に評価しているのは、Fileforce Driveの操作性です。エクスプローラーに近い感覚で利用できるため、現場にとって違和感が少なく、新しい仕組みを導入する際にも受け入れらやすいと感じました。
※エクスプローラー上で従来に近い感覚で利用できる「Fileforce Drive」:https://www.fileforce.jp/functions/functions-ui/#anchor-h_1
また、共有リンク機能により、大容量ファイルの受け渡しがしやすくなった点も、実務上の利便性につながっています。さらに、ユーザー数無制限の料金体系は、当社のように利用者数が多く、複数拠点でファイル共有を行う企業にとって、運用面・コスト面の双方で検討しやすいポイントだと感じています。 操作性、共有のしやすさ、料金体系の3点は、当社が導入効果を実感しやすかった点です。
本事例のポイント
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課題
- NAS4台を事業所・部署単位で分散運用しており、権限設定や利用状況の確認に一定の時間を要していた
- ファイルの削除・移動などが発生した際、状況確認や復元可否の確認に時間を要するケースがあった。
- 社外との大容量ファイル共有において、メール添付での対応に限界があり、より利便性と統制を両立できる仕組みが求められていた。
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選定理由
- 「導入実績・統制機能・ランサムウェア対策・操作性・検索性・コスト」の6項目で比較し、総合的に評価できた
- エクスプローラーに近い操作性と、ランサムウェア対策に資する機能が、現場展開・運用の両面で安心材料となった
- ユーザー数が多い当社にとって、容量課金・ユーザー数無制限の料金体系は、利用規模や運用形態に合っていた
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効果
- 権限付与作業がWeb上で完結し、依頼から5分以内で対応できる場面が増えた
- セキュリティセンターのログにより削除・移動時の操作履歴を把握しやすくなり、問い合わせ時の初動対応や管理者の運用負荷軽減につながった
- 共有リンクによる大容量ファイルの受け渡しと、IntelliSearch™ Proの全文検索機能活用により、情報活用の効率が向上した
※本記事の内容は取材時(2026年6月)の情報です。
導入をご検討中の方へ
ファイルフォースではユーザー無制限プランをはじめとし、ご利用目的や規模に合わせて最適なプランをご提案いたします。
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