株式会社サマンサタバサジャパンリミテッド
20年分のデータを整理し、分散したNAS/ファイルサーバーをFileforceで統合──サマンサタバサが実現した“情シス主導の迷わないファイル管理”
株式会社サマンサタバサジャパンリミテッドは、1994年設立のバッグおよびジュエリーの企画・製造・販売を行う会社です。東京、大阪、名古屋、福岡をはじめ、全国に約50店舗を展開。ハンドバッグ、小物・ジュエリーなどを販売しています。
同社は、オンプレミスのファイルサーバーとNASの混在により、ファイルの所在が不明確になり、検索に多大な時間を要する課題を抱えていました。今回は、経営管理部情報システム課の宮崎氏と目崎氏に、Fileforce導入の背景や選定の決め手、そして導入によって得られた具体的な効果についてお話を伺いました。
ファイルの所在が不明。整理されない状態が蓄積
──Fileforce導入前のファイルサーバー運用は、どのような体制だったのでしょうか。
目崎氏: 導入前は、オンプレミスのファイルサーバーを主軸としつつ、並行してNASも運用する体制をとっていました。オンプレミス環境については、AD(Active Directory)を用いたグループベースの権限管理を行い、社外からのアクセスはVPN接続時に限定していました。一方、NASに関しては特定の部署ごとに設置し、個別のIDおよびパスワード認証にて管理していました。
──そうした運用体制において、具体的にどのような課題が生じていたのでしょうか。
宮崎氏: 最大の課題は、権限管理が徹底されておらず、データが複数の場所に散在していた点です。そのため、必要なファイルを探すために多大な時間を要するケースが日常的に発生していました。また、担当者の変更に伴いファイルの内容や所在に関する情報が失われ、ブラックボックス化してしまう事態も散見されました。物理的にファイルが存在していても、その詳細を誰も把握できていないケースも少なくありません。情報システム課としても全容を把握しきれず、問い合わせのたびに個別対応を余儀なくされていたのです。
さらに、セキュリティ対策やバックアップ体制が不十分だった点も看過できない問題でした。情報資産を適切に保護・管理するためには、システムの統合が必要であると痛感していました。
左から宮崎氏、目崎氏
操作性とレスポンス速度が導入の決め手に
──ファイルサーバーのクラウド移行を検討された契機についてお聞かせください。
目崎氏: 前述の課題に加え、オンプレミス環境におけるハードウェアの保守更新時期が迫っていたことが、直接的な契機です。 以前からクラウド移行を視野に入れていましたが、ちょうどそのタイミングでFileforceのご提案をいただき、具体的な検討を開始しました。──最終的にFileforceを選定された決め手は何だったのでしょうか。
目崎氏: 最大の選定理由は、コストパフォーマンスと操作性の高さです。特に「ユーザー数無制限プラン」は、利用人数の増加に伴うコスト変動がないため、予算管理の面でも非常に魅力的でした。エクスプローラーで利用可能なFileforce Driveでは、従来の環境と同様の操作感で利用できることから、導入に伴うユーザートレーニングの負荷を抑えられると判断しました。
さらに、アップロードのスピードも速く、ストレスなく扱える点は非常に魅力的でした。
「オンプレと変わらない使用感で、クラウドのメリットを享受できる」この点が、最終的にFileforceを選ぶ大きな決め手になりました。
※従来のファイルサーバーと同等にネットワークドライブにマウント利用可能なFileforce Drive:https://www.fileforce.jp/functions/functions-ui/#anchor-1
データ棚卸と合意形成──移行プロジェクトで直面した最大のハードル
───Fileforceの導入に際して、どのような課題に直面されましたか。
宮崎氏: 移行対象となるデータの選定および棚卸が、最大のハードルとなりました。過去20年分に及ぶデータが蓄積されており、その多くが未整理の状態だったためです。 各部門と協議を重ね、保持すべきデータと廃棄すべきデータの選別を行う必要があり、その前段階の調整に相当の時間を要しました。
また、長年属人化していたファイル管理を一元化するためには、各部門との調整が欠かせませんでした。
「どこに何があるのか」が明確でない状態が続いていたため、棚卸と並行してフォルダ体系の再設計を行う必要がありました。
こうした整理作業を通じて、最終的には“どこに何があるか一目でわかる”状態を目指す基盤づくりが進みました。
Fileforceはフォルダ構成の再設計や権限統制を柔軟に行えるため、棚卸で整理したデータを“正しい場所に、正しい権限で”再配置できました。これにより、20年分にわたり分散していた情報資産を一元管理できる基盤が整い、移行後の運用もスムーズに進めることができました。
「迷わないファイル管理」へ──導入後に実感した改善効果
──導入後の効果についてお聞かせください。
宮崎氏:
長年蓄積されていたデータを整理・断捨離できたことが、最大の導入効果であると捉えています。
整理したデータはFileforce上で統一したフォルダ体系と権限設定に基づいて再配置され、長年分散していた情報資産が“迷わずアクセスできる状態”へと生まれ変わりました。
この再配置にあわせてフォルダ構成も抜本的に見直したことで、ファイルの所在がより明確になりました。
フォルダ構成変更に伴い、フォルダやファイルのショートカットの再作成は必要でした。しかし、操作方法に関する問い合わせはほとんどなく、大きなトラブルも発生していません。Fileforce Driveはエクスプローラーと同じ操作感で利用できるため、旧環境と比較しても現場社員は違和感なくスムーズに利用できています。
目崎氏: 物理的な不要資産を削減し、全データを情報システム部門の管理下に置けるようになった点は、大きな成果です。導入前に頻発していた「どこに何があるか分からない」という状況も、今では必要なファイルがすぐに見つかるようになりました。
あわせて、部門間のコミュニケーションコストの削減も実現できています。ファイル体系が明確化されたことで、所在確認の問い合わせが減少し、検索効率の向上、ひいては社員の生産性向上に直結していると感じています。
──機能面についての活用状況はいかがでしょうか。
宮崎氏:
現在は、共有リンクやプロジェクトフォルダといった基本機能に加えて、AD連携(ADSync)やログ・セキュリティセンター、サブ管理者機能などを活用しています。
特に役立っているのは、AD連携とログ・セキュリティセンターの2つです。
AD連携については、グループとユーザー管理の手間が大きく減りました。アカウントの追加や権限変更がスムーズに行えるので、日々の運用負荷がかなり軽減されています。
また、ログ・セキュリティセンターは問い合わせ対応に欠かせません。
「フォルダを移動してしまって見つからない」といった相談があった際も、ログを確認すればすぐに状況を把握できます。以前は探すだけで時間がかかっていたものが、今では数分で解決できるようになりました。
運用面での安心感や効率化という意味でも、これらの機能は非常に助かっています。
※AD連携(ADSync)でグループとユーザーを自動でFileforceへ: https://www.fileforce.jp/functions/functions-admin/#anchor-4
※セキュリティセンターの「ログ」イメージ画面:https://www.fileforce.jp/functions/functions-admin/#anchor-9
運用担当者が強く推奨するFileforceの3つの強み
──他社様へFileforceを推奨される際、どのようなポイントが挙げられますか。
宮崎氏: 運用担当者の視点からは、大きく3つのポイントが挙げられます。
第一に、既存環境と変わらない操作性です。Fileforce Driveはエクスプローラー形式で表示できるため、以前のファイルサーバーと同じ感覚で利用できることから、社内への浸透・定着が非常にスムーズでした。
第二に、権限設定の柔軟性です。Fileforceは権限作成や細かい設定が容易に行えるため、グループ会社間をまたぐ複雑なフォルダ権限管理が必要な場合でも、問題なく対応できる点は大きな強みです。
第三に、サポート体制の安心感です。カスタマーサクセスやテクニカルサポートの存在が大きいです。些細な疑問でも気軽に相談でき、かつ迅速に対応していただける環境が整っています。運用担当者として非常に心強く、クラウド移行に不安を感じている企業様にも、安心しておすすめできるサービスだと思います。
本事例のポイント
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課題
- ファイルの所在が不明確で、検索に時間を要していた
- 担当者変更時に情報が失われ、業務の属人化が発生していた
- セキュリティとバックアップの観点からも、全社的な情報管理の再構築が急務だった
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選定理由
- ユーザー数無制限プランによる価格面でのメリットがあった
- エクスプローラーと同じ操作性で、ユーザートレーニングなしでもスムーズに移行できた
- ファイルコピー速度を含むパフォーマンスが高く、日常業務のストレスを感じさせない操作性だった
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効果
- 20年分のデータを整理し、Fileforce上で権限を統制することで、分散していた情報資産を一元管理できる状態に再構築した
- フォルダ体系の明確化と高速な操作性により、必要なファイルがすぐに見つかる環境が整い、社内のコミュニケーションコストと探索時間が大幅に削減された
- Fileforce Driveのエクスプローラー操作により現場への浸透が迅速で、社員が違和感なく利用できた
※本記事の内容は取材時(2026年2月)の情報です。
導入をご検討中の方へ
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