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株式会社イズミテクノ

オンプレ更改直後でもクラウド移行を決断──検索時間が体感1/100程度に短縮、イズミテクノが進めたファイルサーバーDX

株式会社イズミテクノは、硬質アルマイトや機能性アルマイトを中心とした表面処理を手がける技術開発型企業です。半導体装置、精密機械装置、自動車、医療機器など、高い品質と機能性が求められる領域で実績を重ねています。

今回は、事業統括本部次長 兼 DX推進グループ グループリーダーの上島氏に、Fileforce導入の背景、選定の決め手、導入後の効果、今後への期待について伺いました。

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※業界トップクラスの硬質アルマイト処理技術

オンプレミス環境の延命ではなく、次の運用基盤を見据えた選択

アルマイトによる表面処理を主力事業とするイズミテクノ様では、本社工場と宮城工場の複数拠点でファイルを共有しながら業務を進めていました。ものづくりの現場では、図面や仕様書、顧客提出資料など、多様なファイルを日常的に扱います。そうした中で、既存のファイルサーバー運用には容量面・管理面の課題が徐々に顕在化。さらに、将来的なDX推進や拠点間連携の観点からも、より柔軟で使いやすいファイル基盤が求められていました。

そのような状況下で出会ったのがFileforceです。
特に印象的だったのは、オンプレミス環境の更改に多額を投じた直後でありながらも、容量逼迫の進行が想定以上に早く、将来の運用負荷まで見据えてクラウド移行を先送りしなかった点でした。一般的には「更改したばかりなので、クラウド検討は数年後」と判断されることが多い中、イズミテクノ様では、足元の容量課題に加え、維持管理負担や拠点間運用の見直しも含めて検討を進める中で、操作性と検索性能の両立を評価し、Fileforce導入へと舵を切りました。

容量逼迫と運用負荷が、クラウド移行検討の出発点に

──Fileforceの導入は、どのような背景から検討が始まったのでしょうか。


上島氏: 最大のきっかけは、既存ファイルサーバーの容量逼迫です。確認した時点で残容量が200GBを切っており、早急に対策が必要な状況でした。加えて、サーバーを社内に置き続けることによる維持管理の負担、障害対応や将来的な更改コストも以前から課題として認識していました。

実際、本社工場に物理サーバーを設置し、宮城工場からはVPN経由でアクセスする運用でした。業務自体は回っていたものの、拠点間で同じファイルを扱う体制としては、今後を見据えたときに改善余地が大きかったと感じています。

さらに、バックアップ運用そのものは実施していたものの、BCPの観点まで含めると、ファイル基盤を見直す必要性は高まっていました。単なる容量対策ではなく、今後の運用全体を見直すタイミングだったと言えます。

VPN前提の共有体制と、社外送信の煩雑さが運用課題に

──Fileforce導入以前のファイル共有体制と、当時抱えていた課題について教えてください。


上島氏: 導入前は、Windowsベースのファイルサーバーを利用していました。外部ネットワークから直接アクセスするのではなく、VPNで社内ネットワークへ接続したうえで利用する構成です。アクセス権限については既存の認証基盤を活用していましたが、用途としては主にファイルサーバーの権限管理に限られていました。

一方、社外とのファイル共有は効率的とは言い難い運用でした。無料のファイル転送サービスを利用したり、レンタルサーバーへZIPファイルを手動でアップロードし、一定期間後に削除したりと、担当者の手間に依存する場面が少なくありませんでした。セキュリティと利便性の両立という意味でも、改善の余地がありました。

また、サーバーの維持管理には継続的な負荷がかかります。障害が発生しなくても、メンテナンスや更改を見据えた対応は必要です。加えて、容量拡張も容易ではなく、ファイル増加に対する柔軟性にも限界がありました。

多額を投じたオンプレ更改直後でも、なおFileforceを選定

──数あるクラウドストレージサービスの中から、Fileforceが選定された決め手は何だったのでしょうか。


上島氏: 実は、オンプレミス環境は更改したばかりで、多額を投じていました。ただ、更改後も想定以上のスピードで容量逼迫が進み、既存運用のままでは中長期的な対応が難しいと感じたのです。そこで、「これは早めに次の基盤を考える必要がある」と判断しました。

展示会でFileforceを知った際、最も印象に残ったのは操作感が従来のファイルサーバーと大きく変わらないことでした。製造業の現場では、ITリテラシーに差があります。そのため、新しい仕組みを導入する際も、現場が混乱しないことが非常に重要です。Fileforceはエクスプローラーから使えるため、その点で安心感がありました。

もう一つ大きかったのが、検索の速さです。クラウドでありながら、速度面でストレスを感じにくい。デモの段階でその快適さを体感できたことは、選定を後押しする決定的な要素になりました。

もちろん、アクセス権限の柔軟性も評価ポイントの一つでした。ただ、最優先はあくまで現場への定着です。高機能であること以上に、現場が無理なく使い続けられること。その観点で、Fileforceは非常にバランスが取れていました。

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※エクスプローラーから使える「Fileforce Drive」:https://www.fileforce.jp/functions/functions-ui/#anchor-h_1

約5TBを5台のPCで移行、全社一斉から段階導入へ方針転換

──導入に際し、苦労または配慮された点はありましたか。


上島氏: データ移行にあたっては、慎重な進め方が求められました。当初は年末のタイミングで全社一斉移行を想定していましたが、実運用を見据え、より安全性の高い方法として部署単位の段階移行へ方針を調整しました。

移行対象データは約5TBあり、データ転送ツールを活用しながら、5台のPCで並行移行を実施しました。結果として、業務影響を抑えながら現場定着につなげることができました。

──導入時のシステム面で、特に見直したポイントはありますか。


上島氏: 既存の認証基盤については、もともと活用範囲が限定的でした。Fileforce導入後は、従来の認証基盤に依存しなくても運用できると判断し、新規PCではActive Directoryへの参加を必須としない運用へ移行しています。結果として、運用のシンプル化にもつながりました。

検索速度の向上が大きな変化、現場からの問い合わせもほぼゼロに

──導入後、具体的にどのような効果を実感されていますか。


上島氏: 最も大きな変化は、検索速度の向上です。体感では従来比で“桁違いに速く”、100分の1程度の時間で目的ファイルにたどり着ける印象があります。以前は検索結果を待ちながら別作業を進めるような場面もありましたが、今は必要な情報へすぐアクセスできます。この差は非常に大きいと感じています。

また、導入後の問い合わせが非常に少ない点も印象的です。社内設定に起因する個別ケースを除けば、大きな問い合わせはほとんどありません。新しいツールを導入すると、一定期間はフォローに工数がかかるケースも多いのですが、Fileforceではその負担がかなり抑えられています。「現場に自然に定着した」という表現が近いかもしれません。

さらに、共有リンク機能によって、社外へのファイル共有も安全かつ効率的に行えるようになりました。従来の手作業中心の運用と比べると、利便性と統制の両面で前進したと感じています。定量的なコスト削減効果を厳密に算出しているわけではありませんが、検索速度を含む検索性向上や運用負荷低減まで含めれば、総合的なコストメリットは十分にあると捉えています。

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※検索性向上の一例「IntelliSearch™ Pro」オプションに含まれる全文検索イメージ(ファイルの中身を瞬時に検索):https://www.fileforce.jp/intellisearch/

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※社外とのファイル共有を効率化する共有リンク機能:https://www.fileforce.jp/functions/functions-sharing/#anchor-1

全文検索・共有リンク・ログ確認などのファイルサーバーDXを推進する機能を、実務に即して活用

──機能面についての活用状況はいかがでしょうか。


上島氏: 特に活用しているのがIntelliSearch™ Proによる全文検索です。たとえば、顧客へ提出した資料の中に「この言葉は入っていたはずだ」と分かっていても、ファイル名までは覚えていない場面があります。そうした時に、ファイル名ではなく中身のキーワードから探せるのは非常に便利です。私自身、ほぼ毎日使っています。

共有リンクについては、主に営業部門、品質保証、開発、生産管理など、外部とファイルをやり取りする部署で活用しています。全社一律というより、必要性の高い部署から実務に即して使われている状況です。

加えて、セキュリティセンターのログ確認も有効です。エクスプローラーから直感的に操作できる一方で、ファイル移動も容易なため、他の誰かが意図せず移動してしまい「フォルダが見当たらない」という問い合わせが発生することがあります。その際、ログを確認すれば移動先の特定や復元がしやすく、管理者として助かっています。

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※ユーザーのすべての操作を記録するセキュリティセンターのログ:https://www.fileforce.jp/functions/functions-admin/#anchor-9

今後はAndroidのモバイルアプリ対応や活用ノウハウの充実にも期待

──今後、Fileforceに期待したいことはありますでしょうか。


上島氏: 最も期待しているのはAndroidのモバイルアプリ対応です。現場で使用する端末を今後Androidベースへ切り替えていく構想があり、アプリ対応により現場展開がさらに進むと期待しています。

そのほか、共有リンク機能のさらなる使いやすさ、クライアント操作時の体感改善にも期待しています。また、製品として多機能であるからこそ、「他社ではこう使っている」「この業務ではこう活用できる」といった勉強会や事例共有の機会が増えると、より活用の幅が広がると感じています。

現場の混乱を抑えながら移行したい企業にとって、有力な選択肢

──Fileforceの導入を検討されている企業様へメッセージをお願いいたします。


上島氏: ファイル共有基盤を見直す際、機能や価格だけでなく、現場が無理なく使い続けられるかどうかは非常に重要だと思います。その点で、Fileforceは従来の操作感を大きく変えずに導入しやすく、検索の速さという分かりやすい価値もあるため、現場展開しやすい製品だと感じています。

特に、既存のオンプレミス運用に課題を抱えているものの、「切り替えると現場が混乱するのではないか」と懸念している企業にとっては、有力な選択肢になるのではないでしょうか。


本事例のポイント
  • 課題
    • ファイルサーバーの残容量が200GB未満まで減少し、継続運用の限界が見え始めていた
    • 本社設置サーバー+VPN接続を前提とした運用で、拠点間共有や社外送信に手間がかかっていた
    • バックアップや保守を含むサーバー維持管理の負担に加え、将来的な更改コストにも懸念があった
  • 導入の決め手
    • エクスプローラーから使える操作性で、現場の混乱を抑えながら導入しやすかった
    • デモ段階で体感した、クラウドでもストレスを感じにくい高い検索性能と表示速度
    • 高機能でありながら、現場定着を優先した運用にフィットしたこと
  • 導入後の結果
    • 約5TB規模のデータを、5台のPCによる並行移行と部署単位の段階切り替えにより、業務影響を抑えながら導入を実現
    • 検索速度が大幅に向上し、体感では従来環境の100分の1程度の時間で目的ファイルにアクセス可能に
    • 全文検索、共有リンク、ログ確認などのファイルサーバーDXを推進する機能を実務で活用。問い合わせも少なく、現場定着もスムーズ

※本記事の内容は取材時(2026年4月)の情報です。

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