
株式会社ブロードリーフ
【コスト約86%削減】安全性と利便性を 両立した外部共有環境を実現
株式会社ブロードリーフは、2005年創業・2009年設立のモビリティ産業向けクラウドサービス企業です。自動車整備業・鈑金業・ディーラー・部品商・リサイクル業者など、日本の自動車アフターマーケットを支える幅広い業種に向けて、独自開発のIT基盤「Broadleaf Cloud Platform(BCP)」を活用した業種特化型業務システムやクラウドサービスを提供しています。全国25拠点の営業・サポートネットワークを持ち、グループ全体で920名の従業員が活躍しています。
今回は、情報システム部セキュリティチームの谷口氏、平岡氏、栁井氏の3名に、Fileforce導入の背景から選定理由、導入後の効果まで詳しく伺いました。
事例概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 企業 | 株式会社ブロードリーフ(モビリティ産業向けクラウドサービス/東証プライム上場) |
| 導入前の課題 | 事業拡大に伴う利用者の増加を踏まえ、外部共有環境の運用標準化とコスト最適化が必要 |
| Fileforceの選定理由 | 外部共有先を制限する「ブラックリスト/ブラックリストの例外」機能/SSO標準対応/ユーザー数無制限の料金体系 |
| 導入後の効果 | 外部共有の状況を情報システム部が一元的に把握できる環境を整備し、運用の標準化を実現。年間コストは従来の約1/7(約86%削減)に |
事業拡大を機に外部共有環境を見直し──運用標準化とコスト最適化へ
──Fileforceの導入は、どのような背景から検討が始まったのでしょうか。
谷口氏: 旧クラウドストレージのアカウント数増加に伴い、事業規模に適した運用体制への移行と、将来を見据えた運用の標準化・効率化が求められるようになりました。当社では、社内向けの標準ストレージとは別に、外部のお客様や取引先とのファイル受け渡し用としてクラウドストレージを契約していました。事業拡大にあわせて、社内標準ストレージとクラウドストレージそれぞれの役割・用途を、より明確化していく必要性を感じていました。
そこで、外部共有における高い安全性の確保と運用標準化を前提に、旧クラウドストレージの利用実態を調査しました。これらの状況を踏まえ、旧クラウドストレージの抜本的な見直しが必要と判断し、リプレイス検討へと踏み切りました。
※調査を進める中で、コスト面の最適化も重要な検討材料であることが明確になりました。
──Fileforce導入以前のファイル共有体制と、当時抱えていた課題について教えてください。
谷口氏: 以前使用していたクラウドストレージは、各部署のニーズに応じて柔軟に利用でき、社外とのファイル共有に広く活用されていました。 一方、事業拡大に伴って利用者が増えるなか、全社共通の運用ルールのもとで、より効率的に管理できる環境へ移行する必要性が高まっていました。特にアカウント管理の面では、事業成長に伴って利用者が増加し、 全社的な管理の効率化とコスト最適化が求められるようになりました。
利活用自体はスムーズに進んだのですが、一方でアカウント数が増えるにつれて、運用コストも右肩上がりに膨らんでしまうという側面がありました。
そこで、利便性を維持しながら運用を標準化し、コストとのバランスも最適化できる環境へ刷新することを決めました。活用の広がりとコストのバランスをしっかり整え、全社統一で安全かつ効率的に使えるプラットフォームへ移行することは、事業成長を続ける当社にとってごく自然な流れだったと感じています。
10社超の比較検討──決め手は「全社で運用を標準化できる仕組み」
──数あるクラウドストレージサービスの中から、Fileforceが選定された決め手は何だったのでしょうか。
谷口氏:今回のリプレイスで最も重視していたのは、外部とのファイル共有を全社共通のルールのもとで運用できる環境を整えることでした。その上で、セキュリティ、コスト、操作性、導入実績、ユーザー数の増減への対応などを比較し、最終的に旧クラウドストレージの継続、他社クラウドストレージ、Fileforceの3案に絞り込みました。
Fileforceには、外部共有先を制限する「ブラックリスト/ブラックリストの例外」機能があり、外部共有先を一定のルールに基づいて管理できる点が、当社が目指していた運用の標準化に合致していました。営業担当の方からご紹介いただいた際に、当社の要件に適していると感じました。
※「ブラックリスト/ブラックリストの例外」機能は、外部共有先をドメイン単位で制御し、必要な共有先のみ例外的に許可できる仕組みです。
また、エクスプローラーライクな操作感で社員が違和感なく使えること、シングルサインオン(以下、SSO)に標準対応していることも評価ポイントでした。利用部門に展開しやすく、統制と利便性を両立しやすい点は大きかったですね。
加えて、Fileforceは導入社数が25,000社と多く、比較した他社の中でも安心感がありました。さらに、年間コストを約1/7に抑えられる見通しが立った点も大きな評価材料でした。今後、容量を増やす必要が生じた場合でも、以前より大幅に低コストで運用できる見通しです。セキュリティ・運用性・コストパフォーマンスの総合力を高く評価し、選定に至りました。
※導入社数25,000社突破
ユーザー主導の移行と、「保存しない文化」への転換
──データ移行はどのように進められましたか。また、移行時に設けたルールがあれば教えてください。
谷口氏: 基本方針は、利用者自身にデータ移行をしてもらうことです。旧クラウドストレージには利用頻度の低いファイルも一定数存在していたため、利用者自身による棚卸しを行いながら必要なデータのみを移行する方針としました。マニュアルを作成して展開し、一部のユーザーには手動で整理しながら対応してもらいました。旧クラウドストレージの解約期限まで限られた時間でしたが、利用者への告知から実質約1ヶ月で移行を完了させました。期間中は定期的な情報発信やきめ細やかなサポートを行い、全社への周知とスムーズなデータ移行を推進しました。
移行時に特に強く周知したのは、「Fileforceは保存領域ではなく、安全なファイル共有・受け渡しのためのサービスである」という考え方でした。移行を機に、Fileforceは安全なファイル共有・受け渡しに利用し、長期保存が必要なファイルは社内標準ストレージで管理するという役割分担を明確にしました。
──社内での運用ルールはどのように整備されましたか。
谷口氏: Fileforceのフォルダは、用途に応じて大きく2種類に分けて運用しています。ひとつは一時的なファイル受け渡しに特化した短期利用フォルダで、一定期間で自動削除される設定です。もうひとつは継続的なやり取りに用いる長期利用フォルダで、自動削除はないものの、一定期間ごとの削除を推奨しています。どちらの運用も定期的な棚卸しを行い、期間設定だけに依存しない運用を計画しています。運用で徹底したいのは「置いたままにしない」という考え方です。長期保存が必要なものは社内標準ストレージで管理する。そのルールを社内に周知し、Fileforceを「保存」ではなく「受け渡し」に特化したツールとして運用しています。
また、現在契約しているプラン容量に応じて、フォルダごとに一定の容量制限を設け、容量内での運用を目指しています。
情報共有の安全性を高め、外部共有の管理性を向上──年間コスト約1/7の削減効果も併せて実現した導入効果
──導入後、具体的にどのような効果を実感されていますか。
谷口氏: 最も大きな効果は、外部とのファイル共有を一元的に管理できるようになったことです。外部共有の状況を把握しやすくなり、全社共通のルールに基づいた効率的な運用が可能になりました。 仕組みそのものが安全な運用を支えられるようになり、非常に大きな安心感につながっています。加えて、コスト面でも非常に明確な成果が出ました。年間の運用コストは約1/7まで削減できています。今後、事業拡大に伴って容量を増やすプランへ変更したとしても、以前と比べれば大幅に低コストで運用を継続できる見通しです。
セキュリティの高度化とコスト最適化という、一見するとトレードオフになりがちな課題を同時に実現できた点は、当社にとって非常に大きな成果だと感じています。
栁井氏: アカウントの承認・付与を都度対応する情報システム部側の工数は増えたものの、統制を効かせ全社共通のルールに基づいて運用できる安心感のほうが大きいです。
──機能面についての活用状況はいかがでしょうか。
平岡氏: FileforceはSSOに標準対応しており、当社の認証基盤ともスムーズに連携できました。アカウント管理の効率化にもつながっています。谷口氏: 当社では、情報システム部が「ブラックリスト/例外設定」機能を活用し、外部共有先を全社共通のルールに基づいて管理しています。
導入時には、サポートの方から設定方法をご提案いただきました。こちらから「こういう運用をしたい」と伝えると、できること・できないことを明確に回答いただけるため、非常に助かりました。当日中に返信をいただくこともあり、スピードと対応品質の両面で満足しています。
※SAML2.0規格に対応したサービスであればSSO連携が可能
※「ブラックリスト/ブラックリストの例外」機能の設定画面
導入を検討している企業様へのメッセージ
──Fileforceの導入を検討されている企業様へメッセージをお願いいたします。
谷口氏: 外部共有の安全性や運用標準化に課題を感じている企業様には、自信を持っておすすめできます。安全なファイル共有とコスト最適化を両立したい、全社で統一的なアカウント管理に取り組みたいとお考えの企業様に適したサービスだと思います。当社でも、こうした要件を満たしながら、年間コストも大幅に削減できました。安全性、運用の標準化、コスト最適化をあわせて実現したい企業様には大きな魅力だと感じています。サポートも非常に充実しており、要望に対して迅速かつ明確に回答してもらえる点も安心感につながっています。SSOにも標準対応しているため、社内の複数システムをSSO管理している企業にも組み込みやすいと思います。
平岡氏: 管理者側の操作画面についても、誤操作防止のために「編集を開始する」ボタンを押さないと編集できない仕様になっているなど、細かな配慮があります。直感的に使えましたし、困ったときはサポートがしっかり助けてくれるため、安心して使い続けられています。
本事例のポイント
-
課題
- 事業の拡大に伴い、旧クラウドストレージのアカウント管理の透明性を高めていく必要性が高まった
- 将来の組織変更も見据え、運用の標準化と管理の効率化を進める必要があった
- 社内標準ストレージと旧クラウドストレージの役割が重複するケースもあり、運用全体の見直しの必要性が高まっていた
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選定理由
- 『ブラックリスト/ブラックリストの例外』機能により外部共有先を管理できるなど、当社が目指す運用体制に適した仕組みが備わっていた
- SSO標準対応、エクスプローラーライクな操作性など、既存運用に組み込みやすく、利用部門にも展開しやすい点が高く評価された
- 導入社数25,000社という実績に加え、ユーザー数無制限の料金体系と高いコストパフォーマンスも評価材料になった
-
効果
- 外部共有の状況を情報システム部が一元的に把握できる環境を整備した
- 全社共通の運用ルールに基づき、管理性と利便性を両立した
- 年間コストを約86%削減し、運用標準化とコスト最適化を同時に実現した
※本記事の内容は取材時(2026年3月)の情報です。
導入をご検討中の方へ
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