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バックアップにおすすめのクラウドストレージとは?選び方のポイント

公開日:
2023/10/30
最終更新日:
2023/11/01
目次

バックアップにおすすめのクラウドストレージとは?選び方のポイント

近年、導入企業が増え続けているクラウドストレージの概要とセキュリティ対策を解説します。さらに、企業の重要な業務データのバックアップに適したサービスも紹介するので、セキュリティの強固なクラウドストレージを探している人は参考にしてください。

クラウドストレージとは?

クラウドストレージとは、インターネット上にある仮想のデータ保存領域のことを指し、オンラインストレージとも呼ばれています。社内サーバーにデータを保存する環境とは違い、インターネット回線がつながっていれば、場所を選ばず必要なファイルにアクセスできるのが特徴です。

近年、さまざまなベンダー(提供元)がクラウドストレージサービスの提供を行っており、その利便性の高さから多くの企業が導入しています。

データのバックアップもできるサービス

クラウドストレージによっては、保存しているファイルに変更が加えられた時点で自動的にバックアップを取ってくれるものもあります。そのため、作業中にトラブルが起こってパソコン上のデータが消失しても、クラウドストレージのバックアップを使ってすぐに復元ができて便利です。

また、自社サーバーに業務データを保存している場合、定期的にデータをバックアップする必要がありますが、クラウドストレージに必要なデータを入れておけば、バックアップを取る手間が省けるのもメリットです。

日常業務で利用するデータは自社のローカル環境に保存しておき、バックアップ先としてクラウドストレージを利用している企業もあります。

なぜバックアップを取るのにセキュリティ対策が必要?

ただし、クラウドストレージに業務データをバックアップする場合、以下の理由からセキュリティ対策を万全にしておかなければいけません。

サイバー攻撃によるリスクがある

近年、サイバー攻撃の被害が世界的に拡大しており、日本でも多くの企業が被害に遭っています。特にターゲットを絞って継続的に行われる標準型攻撃が増えており、企業の利用しているクラウドストレージも攻撃の対象となる可能性あるので注意が必要です。

個人向けの無料あるいは安価なストレージサービスは巧妙化している『標準型攻撃』に弱い場合があるので、クラウドストレージを導入する際には事前にベンダーのセキュリティ対策をチェックして、安全に運用できる法人向けのサービスを導入するようにしましょう。

(※標準型攻撃とは、ターゲットの企業の機密情報を狙って行われるサイバー攻撃の一種)

データ消失のリスクがある

クラウドストレージはインターネット上の仮想保存領域でファイル共有を行うものなので、サービスを提供しているベンダーのサーバーにトラブルが発生した場合、ストレージが使えなくなったり、場合によっては保存していたデータも影響を受けてしまったりするケースがあります。

可能性としては決して高くはありませんが、サーバーダウンによって業務運営に支障をきたしたり、データを消失してしまったりするリスクは考慮しなければいけません。

情報漏えいのリスクがある

上述のように、クラウドストレージは外部からの攻撃や不正アクセスによって重要なデータが盗み出されたり、流出してしまったりするリスクがありますが、さらにユーザーの誤操作や設定ミスなどによっても情報漏えいが起こってしまうケースもあります。

たとえセキュリティが強固なストレージサービスであっても、利用者側の操作ミスや内部不正によるトラブルには対応できないことが多いです。閲覧できるファイルに制限を付けたり、管理側でファイルへのアクセスをトレースできる機能を持つサービスを利用したりするなど、利用者側にもセキュリティ対策が必要です。

バックアップするのにおすすめのクラウドストレージ

では、企業の重要な業務データをバックアップするのにおすすめのクラウドストレージを紹介していきます。

セキュリティ対策が万全な『fileforce』

fileforceは優れた管理機能とセキュリティの高さに定評がある法人向けのクラウドストレージサービスです。

保存したいデータをストレージにドラッグアンドドロップするだけで簡単にアップロードが可能で、SSL/TLS暗号化によるHTTPS通信と業界最高水準の強度をもつAES256によるデータ暗号化により、保存データの機密性を保護します。暗号化や複合化の処理は自動で実行されるため、企業の業務データのバックアップ先に適しています。

fileforce

データ特性に合わせバックアップ『AOSBOX Business』

AOSBOX Businessは独自のデータバックアップテクノロジーであるトライブリッドバックアップを利用できるクラウドバックアップサービスです。3種類のストレージを組み合わせることで、速度と安全性、低コスト性を実現しており、さらに高度な暗号化技術AES256で3重にデータ暗号化を図っています。

パソコンのみならず、スマホやタブレット端末など、あらゆるデバイスのデータをクラウド上にバックアップできるので、作業ファイルをリアルタイムでバックアップしたい企業におすすめです。

AOSBOX Business

ログも残せる『Box Business』

Box は世界中で10万社以上が導入している法人向けのクラウドストレージサービスです。Starter・Business・Business Plus・Enterprise・Enterprise Plusの5プランの中で、Businessプラン以上はストレージ容量が無制限で、ユーザー数の上限もありません。

数あるクラウドストレージサービスの中でもセキュリティの高さに定評があり、日本を含む世界中で非常に多くの企業が導入しています。ファイルの共有や共同編集に適したサービスですが、業務データのバックアップ先としても重宝します。

Box

256ビットで暗号化可能『DirectCloud』

DirectCloudはユーザー数無制限の法人向けクラウドストレージで、データ通信に256ビットのSSL方式を採用しています。サーバー保存時にAES256によるデータ暗号化が行われるため、企業の機密データを安全に保存でき、さらにデータセンターが国内にあるので万が一障害が発生した際にもベンダーが迅速に対応可能です。

セキュリティに関する認証も多数取得しており、日本発のクラウドストレージサービスの中でも屈指のセキュリティ機能の豊富さを誇ります。30日間の無料トライアルが利用できるので、まずはお試しに使ってみるのがよいでしょう。

DirectCloud

導入事例が多い『Smooth file』

Smooth fileは日本国内で開発・運用されているクラウドストレージサービスです。サーバーの置かれている国内データセンターのセキュリティが高いのが特徴で、24時間の監視システムや耐震設備が充実しており、サーバーにトラブルが起こった際に迅速に対応できます。

ストレージ自体にも操作ログの保存機能やマルウェアのチェック機能などのセキュリティ対策が充実しているため、導入に当たって特にセキュリティ面を重視する自治体での導入実績が豊富です。

Smooth file

共同作業におすすめ『Fleekdrive』

Fleekdriveは複数人がストレージ内のファイルを使って共同作業することにフォーカスしたクラウドストレージサービスです。ファイルの管理・共有はもちろん、チームメンバーとチャットでコミュニケーションしながらファイルを共同編集するための機能をもっています。

メンバーが作成したファイルに「いいね」や星を付けたり、目的に応じてファイル共有方法を変えることができたりするので、ファイルの優先順位付けや業務効率化を実現可能です。

セキュリティ面の要求が強い金融機関のシステム統合を得意としているベンダーが提供しているサービスなので、業務データのバックアップ先としても問題なく使えます。

Fleekdrive

多言語に対応『Giga CC』

Giga CCはセキュアな環境で大容量ファイルの転送ができるサービスで、豊富な管理機能と強固なセキュリティにより、特にテレワークを導入している企業にとって有益です。

ホワイトリストやブラックリストによるファイル送信先の制限機能や、送信時に上長の承認を必要にする機能など、安全にファイル送信するための機能が充実しています。

無料トライアル版も利用できるので、実際に使って使い勝手を実感してみましょう。多言語対応なので海外の企業とデータのやり取りをするのにも向いています。

Giga CC

Microsoft製品利用者におすすめ『OneDrive for Business』

OneDriveはMicrosoft社が提供しているクラウドストレージサービスです。家庭向け(個人向け)と一般法人向けの2つのプランカテゴリーがあり、法人向けの OneDrive for Businessは利用者がビジネスシーンで共同作業をスムーズに行うために設計されており、優れたファイル共有機能をもっています。

パソコンはもちろん、モバイルデバイスからの作業もスムーズで、OneDrive内の情報にアクセスできる端末やIPアドレスの制限も可能です。Office365との連携ができるので、Microsoftユーザーに特におすすめのサービスです。

OneDrive for Business

無料でバックアップを取るならば

最後に、無料でデータのバックアップを取るのにおすすめのサービスを紹介しておきます。

15GBまで利用できる『Google ドライブ』

Google ドライブはアカウントを作成するだけで、誰でも15GBまでクラウドストレージを利用できるサービスで、全世界で10億人以上のユーザーがいると言われています。パソコン内にあるデータをGoogleドライブに自動でアップデートするように設定ができ、Wi-Fi通信によってスマホのデータもドライブにバックアップが可能です。

ファイル同期によって自動的にバックアップが取られるため、作業中に端末のトラブルでアプリが落ちてしまったり、データが削除されてしまったりしても、ストレージに作業内容が反映されているので安心です。

セキュリティもしっかりしているので、テキストデータや表計算データなど容量の軽いデータのバックアップには最適なサービスといえるでしょう。ビジネスシーンで活用している企業がたくさんあります。

Google ドライブ

まとめ

企業の業務データのバックアップにおすすめのクラウドストレージを紹介しました。法人向けのクラウドストレージはセキュリティが強固で、機密情報のやり取りも安心して行えるサービスが多いです。

しかし、外部からの不正アクセスの可能性はゼロではなく、利用者側の操作ミスや設定ミス、内部不正などによって情報漏えいが起こってしまうケースも考えられます。

導入に当たっては、サービスのセキュリティ強度をしっかりチェックしておき、しっかりと使用上のルールを定めて安全に運用できる環境を整えましょう。

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