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株式会社いけうち

70年以上続くメーカーでセキュリティ強化を実現!標準搭載のランサムウェア対策機能で安心・安全に利用

株式会社いけうち(以下、いけうち)は、「フォグエンジニア」として70年以上にわたり、産業用スプレーノズルや加湿・冷却システムを手がけてきたメーカーです。微細な霧「ドライフォグ」を活用した独自の技術力を強みに、印刷や電子機器、農業、食品、医療など、さまざまな分野に霧を届けています。

同社では、社内システムの刷新に伴いクラウドストレージを切り替えたものの、運用面で複数の課題が浮上。それらを一挙に解決するため、複数のサービスを比較検討した結果、セキュリティが優れており、ランサムウェア対策機能も備えたFileforceを導入しました。

今回は、プロジェクトを主導した情報部の角宮氏に、導入の背景や選定の決め手、効果について詳しく伺いました。

課題を一挙に解決できるクラウドストレージの導入へ

いけうちでは当初、他社サービスのクラウドストレージへと移行しましたが、運用面でいくつもの制約に直面したと角宮氏は振り返ります。

「当初は利便性を期待しての移行でしたが、フォルダ構造が深くなるとパス制限に引っかかる、大量のファイルを扱うと同期に不具合が出るなどの問題が発生しました。さらに、クラウドとローカルを同期させると、PCのCドライブを圧迫してしまい、ユーザー側の負担も大きくなっていました。」

また、共有設定やアクセス権限の管理が柔軟に行えず、管理者側の負担も増したといいます。

「システム上の制約により柔軟なアクセス制御が行えず、対応に苦慮していました。管理者・利用者の双方で業務に支障が出るようになり、これらの課題を一挙に解決できるクラウドストレージの導入が急務になったのです。」

選定の決め手は、“情シス目線”の安心設計

クラウドストレージの見直しにあたり、プロジェクトを主導した角宮氏は、セキュリティ対策・サポート品質・柔軟なプラン設計といった観点から候補を選定。各社と直接コンタクトを取りながら、慎重に絞り込んでいったといいます。

「最も重視したのはセキュリティ面です。社内でITリテラシーの向上やランサムウェアなど周知なども実施しますが、そこから漏れてしまった操作があったかどうかを管理側で把握するのは現実的ではありません。だからこそ、自動で不審な動きを検知し、万一の際も確実に復旧できる仕組みが不可欠でした。」

角宮氏はこう続けます。

「そこで評価したのが、Fileforceにランサムウェア対策機能が標準搭載されている点です。しかも、感染ファイルだけをピンポイントで復元できる。他の多くのサービスでは、被害に遭っていないすべてのデータを復旧する必要があり、業務全体に影響が出てしまいます。Fileforceなら、たとえAさんの端末が被害を受けても、不審なプロセスだけを検知して止めるため、BさんやCさんの作業は止まらない。情シスにとってこれほど心強い機能はありません。」

※Fileforce Driveでのふるまい検知(イメージ画像)

※インシデント管理画面でのインシデント状況(イメージ画像)

※ファイルの一括復旧は、インシデント管理画面からボタン一つで自動復旧(イメージ画像)

この仕組みの実効性は、実際の事例にも裏付けられています。ある企業では、ランサムウェア被害により1万3,000件のファイルが感染する事態が発生しました。しかしFileforceでは、感染ファイルの自動特定とピンポイントでの一括復旧が可能で、Fileforce内の被害に遭ったファイルすべてのデータをわずか25分で復旧。この柔軟性と復旧スピードは、万が一の際にも業務を止めない強力な備えとなります。

ランサムウェア対策に加えて、運用性やコスト面でもFileforceを高く評価したと角宮氏は語ります。

「Fileforceには、セキュリティログの可視化、柔軟なアクセス権限の設定、管理画面の使いやすさなど、情シスが運用しやすい設計が随所に施されています。さらに、国内のインフラ基盤である点も、信頼性という観点から大きな安心材料になりました。コスト面については、単に価格の安さではなく、金額に見合う価値があるかを重視しました。セキュリティ・運用性・コスト、そのすべてにおいてバランスが取れていたのがFileforceでした。」

見える。気付ける。管理のしやすさと安心感が向上

Fileforceの導入後、「管理のしやすさ」と「安心感」を大きく実感していると角宮氏は話します。

「クォータ設定やアクセスログの確認がすぐにできるので、ユーザーの利用状況が手に取るようにわかります。ログインエラーが出ているユーザーに『困っていませんか?』とこちらから先回りして声をかけられるようになり、対応スピードが格段に上がりました。」

ランサムウェア対策機能については、“使われていない” 状態こそが最大の効果だと強調します。

「こういった機能は、被害に遭って初めて真価がわかるものです。ですが、“一度も使う必要がなかった” という状態こそが、最も望ましい結果です。ただ、何かあっても守られる機能があるというだけで、情シスとしての安心感は全く違います。」

さらに、ヘルプページのわかりやすさやサポート体制の手厚さも、導入効果として実感しているといいます。

「これまでは、社内システムに変更があるたびに、情シス側でユーザーマニュアルを一から作って周知をする必要がありました。しかしFileforceでは、ヘルプページを案内するとユーザー自身で解決できる場面が増えました。導入時も運用時もカスタマーサクセスによるサポートが非常に丁寧で、安心して運用できています。」

口コミで社内浸透、ー現場が選ぶクラウドへ

いけうちでは、Fileforce導入後の活用が着実に広がっています。ユーザーへの展開はプロジェクト単位で段階的に行われており、自然な広がりに期待していると角宮氏は話します。

「システムを導入する際に、使わせるではなく、”使いたくなる”環境を整えることが、定着につながると考えています。FileForceはユーザーから『これ便利だよ』という声が上がって他のチームにも広がりつつあります。」

最後に、Fileforceを他社にもすすめたいポイントについて、角宮氏は次のように語ります。

「Fileforceは、情シス目線の “かゆいところに手が届く” 設計が随所にあります。セキュリティ、運用性、サポート、コストのバランスが非常に良く、特に少人数体制で情報システムを運用している企業にとっては、安心して導入できるサービスだと思います。」


本事例のポイント
  • 課題
    • 他社製クラウドストレージで同期不具合やパス制限などの問題が発生
    • Cドライブ圧迫やアクセス権限の柔軟性不足により、ユーザー・管理者双方に運用負荷がかかっていた
    • セキュリティ対策の強化と、業務拡大を見据えた運用性の向上が急務だった
  • 選定理由
    • 標準搭載のランサムウェア対策機能により、被害範囲を最小限に抑えたピンポイント復旧が可能
    • セキュリティログの可視化やアクセス制御の柔軟性など、情シス目線の設計
    • 容量課金制かつユーザー数無制限のライセンス体系
  • 効果
    • 利用状況の可視化と運用対応のスピードが大幅に向上
    • ランサムウェア対策機能をはじめとしたセキュリティ機能の充実による、大きな安心感
    • ヘルプページやサポート体制の充実により、情シスの負担軽減

※本記事の内容は取材時(2025年4月)の情報です。

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